昨日は早めに仕事を切り上げ、ワーグナーのオペラ「ローエングリン」を観てきました。
なぜ仕事を早めに切り上げたかといえば、開演が5時だからです。
終演は10時過ぎだったので、5時間超ですね・・・。
とっても長かったけれど、素晴らしい時間でした。
特に主役ローエングリンを演じていたクラウス・フロリアン・フォークトの声にはしびれました。
演出も、ローエングリンが空から舞い降りて来たりして、面白かったです。
私はワグネリアン(ワーグナーをこよなく愛する方々をいいます)ではありませんが、ワーグナーの音楽は非常に官能的だと思います。
特に、ローエングリンの音楽は、耳に心地いいんです。
バイオリニストの高嶋ちさ子さんが著書の中で、「映画『スターウォーズ』に出てくる『フォース』的な要素がその音楽に感じられる」と述べていましたが、ヒトラーをはじめとして多くの人々を魅了しているのもわかるような気がします。
しかし、ひとつ難点が・・・。
ワーグナーのオペラはどれも長すぎるのです。
観に行くのには、相当の覚悟と事前の予習が必要な気がします。
以前、60代後半のアメリカの知人とワーグナーの話をした時に、彼女は、
「ワーグナーを理解するには、少なくともあと10年はかかるわ」
と言っていましたが、私にも理解できる日が来るのでしょうか・・・。
私にはまだ理解はできていないかもしれませんが、少なくとも昨日は十分に満喫できました!!